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No.263

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為政者であるアグライアが、天外から来た得体の知れない力を持つ存在を簡単に信用できないのは理解できる。
ただ後のシーンで本人が語った通り、この審判は二人が信頼できる相手かどうかを見極めるものではなく、火追いの旅に協力する覚悟の程を計るためだった。それが目的だったのなら、正直このやり方は悪手に思えるんだよなあ。
協力者になってくれるかもしれない相手に対して、わざわざ圧力をかけるような方法を取らずとも、最初に開拓者にやったように金糸を使って質問をすればよかったんじゃなかろうか。案の定、丹恒の心証を損ねてしまっているし、トータルで考えるとオンパロス側にはマイナスな気がする。

ネット上で見かけた感想で「アグライアは自分が悪く思われてもいいと考えてるけど、他の黄金裔の印象も一緒に下がる可能性を考慮できてない」と言ってる人がいたけど、これが一番腑に落ちたなあ。
アグライアはオクヘイマの指導者で、かつ黄金裔のリーダー的存在なんだから、彼女の振る舞いに悪印象を持たれたら他の仲間の株が上がるどころか、むしろまとめて印象悪くなるんじゃなかろうか? 最悪、オンパロスという世界そのものへの不信感にも繋がる恐れがあるし、実際そうなった結果がこの後のバッドエンドルートだろう。
アグライア個人が悪者になるだけで収まると思ってしまったのは、本人も言ってるとおり長く半神やって人間性が希薄になってるせいで、そういう人間の情動の機微にまで思いが至らなかったんだろうなあと。

これに対し、丹恒が阿らず不快感をはっきり表したのは良かったと思った。対等な交渉をすべき間柄であって、一方的に断罪されるような立場にないのは紛れもない事実なんだし。
ただまあ、先に約定を破っちゃったのは彼らの方なので、その点についてだけは謝った方がよかったかもね、とは思いました。
総じてこの一件は、どっちが正しいとか悪いとかいうものでもなく、それぞれの立場と言い分があるよねという話なんだろうな。畳む


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