前にこんなのを書いてから、だいぶ新情報が追加されたので、整理がてら思いついたことを取りとめなく書いた。長いです。
降臨者とはどういう存在か
まず、現時点までで「降臨者」に関してゲーム内で言及された情報をまとめてみる。
■テイワットの「外」より訪れた

旅人はプロフ等でテイワットの外から来たと明言されているし、おそらく「降臨者」の一人であろう天理も、淵下宮の世界任務や書籍で外来の存在であることが示唆されている。
■世界樹への干渉による歴史改変の影響を受けない

ナヒーダ曰く、テイワット世界に属さない降臨者の足跡は世界樹に記録されないという。
テイワットの理の外にいる存在であるため、世界樹の改変によって無かったことにされた歴史も覚えていられる。
このことを知ってか、鍾離は旅人にテイワットの歴史を記憶してほしいと願っている。(伝説任務1より)
■神の目なしで複数の元素力を行使できる

「神の心」に関するヌヴィレットの発言からすると、降臨者は元素に対して非常に高い適応力を持つらしい。
神の目なしで複数の元素力を扱う旅人の能力は、彼個人のものではなく降臨者としての権能なのかもしれない。まだ旅人以外の降臨者がゲーム中に登場してないので、確定はできないけど。
■アビスの侵食を浄化できる?
これは正直何とも言えない。今のところ、旅人個人の特殊能力として時々言及されるだけなので…。
ただ本質的に、旅人兄妹の力とアビスの力は同源なんじゃないかって気がする。同じテイワットの「外」――宇宙から来た力。だから旅人はアビス汚染を中和し浄化できるのかなと。
降臨者と目される人物
スメール魔神任務にて、プレイアブル側の双子は「第四降臨者」であることがナヒーダから明かされた。


第一降臨者は今の「天理」だとナヒーダは推測している。
淵下宮にあった書籍によれば、「第一の王座」は「第二の王座」と戦って退けたらしいので、もし双方とも正しいとしたら今の天理=パネースってことになる。
”だが、世界を創造するのであれば、卵の殻を破らなければならない。パネース――原初のあの方――は卵の殻を使って、「宇宙」と「世界の縮図」を隔離した。
天上から第二の王座が訪れ、創造の始まりを彷彿とさせる大戦は起ころうとしていた。
つまり、原初のあの方は後に来た二人目を倒したということだろう。”
――「日月前事」
- 第一: パネース(原初のあの方)=天理(現在の管理者)
- 第二: 不明(パネースと戦って負けた?)
- 第三: 不明(遺骨が神の心になっているらしい。故人?)
- 第四: 旅人(プレイヤーが選んだ主人公)
この辺はまだまだ情報が足りないですね…。
当初はアリスも降臨者なのかな? と思ってたんですが、おそらく魔女達はテイワットから外の世界へ行く術を持ってるってだけで、あくまでテイワットに属する存在なんじゃないかなって気がします。
降臨者となる条件

ナルツィッセンクロイツの言が正しければ、テイワット外から来た存在がみな降臨者と扱われるわけではない。つまり降臨者になるためには、何かしらの条件や資格が必要と考えられる。
ルネは自らが「降臨者」になることを目指したと思われるが、もしテイワットの人間でも降臨者になれるのなら、「テイワットの外から来た」は条件に含まれないかも?


「すべてを見届ける者」「すべてを記録する者」この2つについてはこれまでにも言及があったけれど、「すべてを設計する者」は初出な気がする。
「設計」=世界を創造することだと仮定すると、それを可能とするだけの力を持っていることが「降臨者」となる資格だと考えられる。どれだけの力があれば合格かっていう判定基準がわからないけども。
あと、『世界に等しい価値を持つ人間』のくだり、わざわざ「存在」ではなく「人間」って書いてるところがちょっと引っかかった。魔神とか元素生物ではダメで、人間であることが資格のひとつだったり?
この辺、ウェンティが説明してた神候補=「原神」の件とも繋がってそうな気がしますね。
双子の紹介文の差異
結局降臨者って何なの? とまとめる前に。
今更ながら、空と蛍でキャラ紹介短冊のコメント文が違うことに気づいた。

※ 原神Wikiより引用
コメントしてる人物は同じみたいだけど、内容が違う。空の方は未来を見ていて、蛍の方は過去を見ている、といった印象。
空の「未来は全て汝の天地となる」に対し、蛍は「世界を有し、天地を抱く者のはずだった」。この表現からすると、蛍も本来は降臨者たる資質を持っていたけれど、何らかの要因でその資格を失った、という風に読める。本編での「降臨者の足跡は世界樹に記録されないはずだが、蛍の情報は記録されている」というナヒーダの言とも符号する。
ここから推測するに、過去に失われた世界に執着し、それを復活させようとしている点がNGなのかな? と思う。
ただ、空の方にも「高貴さと善良さが変わらない限り」という注釈が付いているので、この先妹と同様過去に心を囚われるようなことがあれば、彼もまた降臨者の資格を失うことになるんじゃないだろうか。
まとめ:「降臨者」とは何か

現時点での予想は、降臨者=「現行の秩序を廃し、新たな世界の管理者となる資格を持つ者」。
ナルツィッセンクロイツが言及した、「すべてを見届ける者」「すべてを記録する者」「すべてを設計する者」。
「見届け」、「記録」した結果、「設計」ができる。では、テイワット世界における「設計図」とは何か――おそらく、世界樹がそれに当たるのではないか。
旅人のキャラストーリーに書かれてる通り、旅人がこの世界の「神」の座につくとしたら、彼がずっと見てきたテイワットの記憶を元に新たな世界が構築されるのかもしれない。世界樹に代わり、旅人自身がテイワット世界のアカシックレコードになる! みたいなノリで。
物語の終盤、旅人は片割れと同じ道を行くのか、テイワットの未来を守るのかって選択を迫られることになるんじゃないかと予想してます。
亡国カーンルイア復活=過去の世界を蘇らせたい蛍と、今のテイワットを存続させたいと願う空。最終決戦はどちらの意志が強いかのぶつかり合いになりそうな気がする。
ただ、現時点で旅人的にはどう見ても片割れ>>>>>テイワット、なんだよなあ。
フォンテーヌまで来て、最初の頃よりはだいぶテイワットに愛着持ってるとは思うんだけど、片割れと敵対してでもテイワットを守る! なルートはまだ見えないなあと、閑雲の伝説任務で改めてそう思いました。
畳む
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